2024年4月21日
芽出しをして冷蔵庫に入れておいた種籾を苗箱に播きました。
種籾の浸水は4月6日から12日まで行いました。例年は春分の日から行っています。ネットに入れた種籾を漬け物樽に入れ、水をちょろちょろ掛け流しにしておきます。たまに揺すってリンスするように手入れをします。これをやると水が濁るのその時は水を取り替えます。ちょんと芽がでたら、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で種まきまでの間保管しておきます。当家の上水は井戸水なので、17℃で年間一定しています。積算100℃くらいで芽が出るようです。6日弱ですね。
以下は今年2024年の種まきの記録です。各写真の下に簡単な説明を入れておきます。
道具たち:キッチンスケール、種まき機、覆土機。写真の苗箱は播種量を量るため、穴の少ない稚苗用です。種まき用はもっと穴の多い普通の苗箱を使っています。今年のようにプールを作ってやるのでしたら、苗箱の種類はなんでもいいと思います。以前は128穴のセルトレーを使っていたこともありましたが、ひとつひとつの穴に2、3粒の種まきしていると気が狂いそうになるので、止めました。
資材:焼土、くん炭、バーミキュライト
資材を1:1:1でまぜます。小型のミキサーを使っていますが、もちろん手で混ぜてもよし。
種籾の量を調整します。テストで苗箱に種籾だけ落として量を量ります。落ちる量はスリットの幅で調整します。
苗箱あたり70gで調整しています。一発で70g。多少ずれても気にしません。
苗箱に土を入れてならします。ならしに使っている道具は種まき機、覆土機に付属しているものです。
播種。手前から奥に種まき機を送ります。同じ早さで。
覆土は種が隠れるくらい。3回ほど繰り返すと種籾が隠れるようにスリット幅を調整しています。
奥が種まき前、真ん中が種まき後、手前が覆土中。流れ作業でどんどん苗箱を送っていきます。
家族3人で作業を分担し、父が土入れ、娘が種まき、母が覆土を担当。
1枚ずつ水をたっぷりかけて重ねていきます。
穴あきビニールで覆って種まき完了。
一番上の苗箱は土だけ入れて蓋の役目をしています。
一枚ずつ平置きだとなかなか芽が出なかったので、このやり方に落ち着きました。
3日後の4月24日(水)。苗箱によって差はありますが、これくらい芽が出たら、苗床へ苗箱を移動します。これ以上芽が伸びると上の苗箱に芽が刺さったり、上の苗箱の根が絡んできたりしてよろしくないので、このぐらいで平置きにするのがよいようです。もやし状態ですね。
苗床づくりの写真は撮っていませんでした。
この日は出社だったので、半休を取って帰宅後作業を始めたのは3時過ぎになりました。
今年は家庭菜園用のビニールハウスの中に農業用ビニールをひいてプールをつくり、そこに苗箱を並べました。
高低差の調整は籾殻を敷いて行いました。
初日は水を撒く程度にして、徐々に水をためていくように管理します。いったん苗箱の高さまで水を入れて落水してもいいです。
天気がよいときは緑化のために半透過のシルバーのビニールや不織布をかけますが、今年は曇りと雨だったので、乾燥だけ気をつけて何もかけませんでした。
ハウスは腰回りに防虫網を張って、温度調整は裾を上げたり下げたりして行っています。天気予報をみて日中晴れてハウスの温度が上がりそうだったら裾を上げてから会社に行きます。防虫網を張らないとボウフラが湧いたり、雀が種籾をつつきにきます。
水の高さは苗の生長に応じて水位を上げていきます。水が減った分を朝足して出かけます。
次回は苗の生長を1週間おきぐらいにまとめて写真で紹介します。